ハンターの対コントロールプリーストについて考える
こんにちはkoromonです。
今回はハンターの対コントロールプリースト(以下コンプリ)について書くわけですが、実をいうと自分自身はコンプリを使ってる側で、ナーフ以降ハンターは使ってません。だから本当は”コンプリ視点でハンターにされると嫌なこと”くらいのタイトルにしておくべきかもしれません。
ナーフ後にコンプリをずっとプレイしてハンターに大きく勝ち越せた反面、ハンター側にもっと考える余地があったのではと思いこの記事を書きました。wesgに出る人やコンプリ使いハンター使いの人の力に少しでもなれれば幸いです。
目次
コントロールプリーストとは
本題に入る前にコンプリについて軽く触れます。敵を知り己を知れば云々。
リストはこんな感じ。ドッカンドラゴンは入ってたり入ってなかったりします。中盤以降は盤面に強く干渉できるけど序盤は隙だらけ。コントロールといいつつ半分ミッドレンジ。
☆デッキの勝ち筋
①心霊絶叫やその他除去で凌いでDKアンドゥインのバーストで勝つ
②早い段階からミニオンで盤面を取って殴りきる
②で勝つのが1番簡単ですが基本的にハンターが攻めてプリーストが捌く展開になるため①で勝つ場合がほとんどです。
①はDKアンドゥインのバーストで勝つと簡単には言いますが、道のりはかなり険しいです。プリースト側の1ターンで出せるダメージは基本的にヒロパ(2点)→思念撃破(5点)→ヒロパ(2点)→思念撃破(5点)→ヒロパ(2点)の計10マナ16点。*1
したがって地道にDKでチクチクするか、ミニオンで殴るか、アレクストラーザ(以下アレク)を投げるかして14点を予め削っておかなければなりません。だから、基本的にDKアンドゥインとアレクと思念撃破2枚を手札に揃えなければ勝てません。*2
ドローが貧弱なプリーストというヒーローでどうやってこれらのカードを集めるかというと、引くまでDKレクサーをやり過ごすしかありません。*3
コントロールプリースト側のDKレクサーへのアプローチ
どのハンターのアーキタイプも行き着く先はDKレクサーなわけで、コンプリを使うにしろハンターを使うにしろDKレクサーへの対処法を知っておく必要があります。
序盤中盤の攻防から心霊絶叫で一旦盤面をリセットしてハンターがDKレクサーに変身するというのがありがちなゲーム展開。プリースト側としては相手がDKレクサーになってからゲームスタートくらいの感覚です。*4
相手がDKレクサーを引けてなければ心霊絶叫で相手のリソースを枯渇させて自分のライフに注意すれば大抵そのまま勝てます。
前置きが長くなりましたが、DKレクサーに対するプリーストのアクションは主に以下の4つです。わざわざ書くほどでもないけど一応箇条書きに。
①DKアンドゥイン
②各種除去
③心霊絶叫
④トワイライトの侍祭とカバルの影の僧侶で奪う
テンポを失わないためにDKアンドゥインは攻撃力5以上を出してきたターンの返しに変身するのが望ましいです。*5
重要なのは③と④。心霊絶叫はどんな盤面でも絶対に更地にしてくれるジョーカー。影の幻視から引っ張ってくる最優先のカードで引けた枚数分展開が楽になります。
しかし、心霊絶叫だけで盤面は取り返せません。そこで④のトワイライトの侍祭と影の僧侶のコンボを使います。このコンボは相手が縦に1体ミニオンを展開してきた時に必ず盤面を取り返せる必殺技みたいなもので、ほぼ必ず攻守逆転できます。だから、影の僧侶とコボルトを基本的に途中で使い切ってはいけません。
これらの除去を組み合わせて時間を稼ぎ勝てるコンディションに持っていきます。この時重視するのは自身の残り体力。コントロールデッキにおいてライフはリソースといいますが、コンプリではそれがより顕著です。体力が少ないとアレクをプレイできないので、アレクをできるだけ安全にプレイするために体力を守るプレイングを心掛けます。
プリーストというヒーローは何故かヒール手段に乏しく、一度ライフが大きく減ると復帰はほぼ困難になります。したがって、多少勿体無く思えても体力を最も温存できる心霊絶叫が最適解という状況は頻発します。
ハンター側の立ち回り
ここでやっと本題。ハンターには何種類もアーキタイプがありますが、対コンプリで採るべき方針はどのタイプも根幹は変わらないと思ってるのでハンターで一括りにします。
ハンター側のプレイングは次の2つを心がけます。
①序盤中盤にできるだけ相手の体力を削る
②コンプリを理解した上でバ獣を作る
まず①について
先ほども述べたようにプリーストのライフ管理は非常にシビアでライフが減れば減るほど窮屈な戦いを強いられることになります。DKレクサーになる前に半分前後までライフを削れれば勝利は目前。
逆にライフに余裕があると悠々とコントロールされてしまいかねません。実際コンプリ側として1番当たりたくないハンターは、序盤のライフプッシュが最も激しいミッドレンジハンター。また、スペルハンターに負けるゲームは大抵序盤のハファーにぼったくられてます。
次に②について
コンプリ自体ナーフ前ウィッチウッド環境で一瞬輝いただけのマイナーなアーキタイプなのでわからん殺しのきらいはあると思います。闇雲にバ獣を作成してコンプリに勝つのは至難。コンプリに有効なバ獣はヒール、突撃、隠れ身の3種類です。また前提として、つねにハンター側がミニオンを出してプリースト側が捌くという状況は最低でも継続させることが重要です。
ヒールバ獣は基本中の基本ですがコンプリにも非常に有効です。DKアンドゥインでチクチクするプランにもアレクプランにもかなり刺さります。特にアレクの返しでヒールされるのはキルターンが結構遠のくから地獄。
急襲生命奪取の場合はミニオンを展開しないことでケアされますが、突撃生命奪取とライフドリンカーは確実にヒールすることが可能です。他にも装甲虫で事前に装甲を貼る事でアレクの登場を遅らせることができます。*6
コンプリがアレクを出すターンは他に何もアクションを取れないため、アレクの直前に出されたハンター側の打点は必ず通る事になります。したがって、手札に突撃ミニオンを抱えておけばアレク登場=勝ちになったりします。
そして馬鹿にならないのが体力4以上の隠れ身バ獣。コンプリが隠れ身バ獣に対して行うアクションは心霊絶叫、始祖ドレイクで足止め、アレクぶっぱ、その他の4つ。隠れ身バ獣は打点を通すか心霊絶叫を打たせるかの二択を迫ることができます。ナイトプロウラー+隠れ身とかかなり強い。
ヒール突撃隠れ身が有効ということを理解した上でバ獣を作れば幾分か勝率は改善される気がします。隠れ身連打で心霊絶叫を使わせるとかできることは色々あると思います。
おまけ
各アーキタイプ毎のちょっとした話箇条書き
・最速で出てきた猟犬使いショーはほぼ通る
・キャスリーナに対して基本絶叫切るしかないからキャスリーナめちゃ強い
・スペルハンターはハファーを出せ
・必殺の一矢とか凍結ワンダリングが確定してる状態のズルジンはアレクの返しに最適
・こっちへ来いとロークデラーは心霊絶叫に弱いから早めに使おう
・心霊絶叫はご主人様の呼び出しのバリューを下げられる
集団ヒステリーの仕様について
・集団ヒステリーをプレイする前に攻撃したミニオンも攻撃に参加する
・断末魔は集団ヒステリーの処理が終わった後に発動する
・グルバシの狂戦士は集団ヒステリーの処理中に育つ
・攻撃力0のミニオンも攻撃に参加する
・レイドリーダーが集団ヒステリーの途中で死亡しても処理が終わるまで攻撃力バフは乗り続ける
・処理の途中で出現したミニオンは攻撃に参加しないが攻撃の対象にはなる
・相手のミニオンが相手のミニオンを攻撃した時にも毒牙の罠とヘビの罠は発動する(これが超重要でヘビの罠が確定で集団ヒステリーのケアになったりする)
最後に
ここまで読んでくれてありがとうございます。質問や感想意見などがあればコメントかTwitter(@koromon_hs)にお願いします。
*1:影の幻視から思念撃破を傘ましして最大22~25点出る。
*2:アレクを投げて盤面のミニオンで殴って残りを思念撃破で削ったり、アレク→撃破2枚聖なる炎とかの勝ち筋もあるから全部揃わなくても勝つことは可能。
*3:一般的なコントロールと違ってDKレクサーを捌ききる必要はないからその点はかなり楽。
*4:ミッドレンジハンターは心霊絶叫の前後で削り切ってくるし断末魔ハンターはDKにそれほど依存してないからこの限りでない。
*5:除去は一応おまけだから、ライフに余裕があって暇なら早めに変身したほうがいい場合がほとんど。
*6:装甲3があるとアレクを出しても撃破2枚ではバーストが出なくなるため装甲を剥がすターンが必然的に発生し結果として延命につながる。